2007-01-01から1年間の記事一覧

播磨風土記の「猪飼野」考(続々)

[猪飼野]播磨風土記の「猪飼野」考(続々) 『猪甘部考』(瀧川政次郎 昭和46年 日本歴史272号([御幸森天神宮壹千六百年祭記念誌]に転載)) に播磨風土記<猪養野>の記事、「天照大神の坐せる舟のうえに」の語句について、 天照大神の坐せる船というのは…

播磨風土記の「猪飼野」考(続)

[猪飼野]播磨風土記の「猪飼野」考(続) 畏友「神奈備」さん事・瀬藤氏のサイトに「布奈木の郷・船木郷・舩木郷」の一覧、 http://kamnavi.jp/log/funaki.htm その(14)として 『住吉大社神代記』播磨國賀茂郡椅鹿山 が取り上げられており、そこに 「『播…

播磨風土記の「猪飼野」考

[猪飼野]播磨風土記の「猪飼野」考 一先ず文献から・・・。 ・『播磨風土記新考』(井上通泰 昭和6年 大岡山書店) 肥人朝戸君(くまびと あさべのきみ)については、「肥後国益城郡麻部郷」とする敷田氏標注・栗田氏標注を引いて、「アサベとよむべき事二註…

播磨風土記の猪飼野探訪

[猪飼野]播磨風土記の猪飼野探訪 今年のお盆は、『播磨風土記』の「猪飼野」探訪と決めた。 【播磨国風土記】賀毛郡の項に、 ● 山田の里 猪飼野 右、山田と号(名付くる)は、人、山の際に居り。遂に由りて、里の名となす。 ● 猪養野(ゐかひの) 右、猪飼と…

広陵町あちこち

[猪飼野]広陵町あちこち 泊り掛けで遊びに来ていた孫を、奈良県**町の親元まで送りがてら、かねてから一度訪ねてみたいと思っていた広陵町まで足を延ばすことにした。 目的地は「馬見丘陵公園」と「百済寺」である。(写真は「馬見丘陵公園」内にある「史跡…

『東成郡神社関係史料』発刊

[神仏]『東成郡神社関係史料』発刊 (大阪市史史料第69輯 大阪市史編纂所) 解 題 はじめに 「東成郡神社関係史料」と題した本輯には、【1】玉造稲荷神社旧社家・栗岡家文書 【2】玉造稲荷神社所蔵文書 【3】旧中浜村・白山神社所蔵文書 【4】旧本庄村・八王…

「猪飼野町」の町名

http://ikaino.com/(<猪飼野ドットコム>からの転載)鶴橋・猪飼野〜旧村の歴史とコリアン文化が同居するまち〜 国際色豊かな"猪飼野"界わいは、大阪のもう1つの顔である。 "猪飼野"の地名は現在の地図にはないが、JR鶴橋駅・桃谷駅の東方、平野運河の両…

行列字(ハンニョルチャ・トルリムチャ)

韓国人の名前(姓名の「名」の方)には、非常に使用頻度の高い漢字があるということは、以前から薄々感じてはいたが、その理由までは深く考えたことがなかった。 しかし今回、その理由がややはっきりした。 それは、韓国人の命名方法として、二文字の内の一…

桜ノ宮の龍王宮

昨年の9月、源八橋西詰河川公園に建つ「日羅公之碑」を訪れたことをちょっと書いたが、 http://d.hatena.ne.jp/heisai/20060912 「龍王宮」がその真向かいの対岸に位置するということは全く知らなかった。 桜ノ宮の河岸に在日のムーダン(巫堂)が住み着い…

 「漢」という字の正字体  (メモ)

「漢」という字の正字体の旁(つくり)の上の部分は、草冠.くさかんむり(++)ではなく、「廿」であるのは、「黄」の正字体の場合と同じである。このPCのひらかな〜漢字変換で「漢」のなかまを探すと、 艱 暵 囏 などがある。これら3つの文字は旧字体のまま…

梅田店PC設置までの顛末 

昨日、うちの梅田店のパソコン用の電話線工事がやっと完了した。 工事そのものは1時間も掛かるか掛からないか、という程度の簡単なものだったようだが(当ビルの管理事務所からMDF室=主配線盤室への立ち入り許可を受けての工事)、ここに至るまでには、随…

ヤンさんの旧宅

↑上の写真①のキャプション 「左の家が二十歳から二十五歳頃まで私が住んでいた家。六軒長屋のうち三軒が廃屋になっている。当時は何とも思わなかったが、いま見るとこんなに貧しい生活をしていたのかと愕然とする。(梁)」 ※これは、広島と神戸からわざわざ…

”一日姜氏”で出席

ひょんなことから済州島出身の晋州姜(tinjyu-kan)氏(もっとも、姜氏の本貫は晋州と決まっているそうだが)の同族の親睦会にオブザーバーとして出席させて頂く巡り合わせになった。会名は”在日本大阪晋州姜氏済殷親族会”という。 ことの端緒は、姜信英女史…

高麗橋里程元標

東京における お江戸「日本橋」(にほんばし)にほぼ該当する道路の基点が、大阪では「日本橋」(ニッポンバシ)ではなく、朝鮮半島にゆかりのある「高麗橋」の東詰にあった、というのは中々興味深いところがある。古代から連綿と続く”なにわ”の歴史的伝統と…

「さよなら余部鉄橋」ツアー

今年のGWは、JTB旅物語の日帰りツアー「さよなら余部鉄橋と絶景かすみ海岸遊覧船」に参加した。 余部鉄橋は二度目だが、前回(数年前)は山陰本線に乗って電車が鉄橋を通過するほんのわずかな瞬間、その電車の窓から下を見下ろしたに過ぎなかった。しか…

地名の由来の保存・継承?

『大阪の町名―その歴史―』大阪市市民局・平成2年(1990.3.31)刊 この冊子の”発刊に当って”を読むと、大阪市の住居表示の施行は、阿倍野区(昭和40年度)に始まって、中央区の一部地域実施(平成元年(1989))でほぼ全域完了。大阪市の誕生は明治22年(1…

猪飼野探訪会「文世光の世界」のサイト 

昨日、猪飼野探訪会のHP・「文世光の世界」のサイト↓ http://tanboukai.ikaino.com/munn.ie.htm から、「協力者・神戸のM氏のブログ」にLINKを張った。↓ http://blog.yahoo.co.jp/view500/8247753.html?p=1&pm=c そのブログに「Kのちから」の木村さ…

2ヶ月ぶりのブログ再開 

2006年6月6日以来、今年の2月23日まで、はてなのブログを利用してきたが、いかなる故障か、ログインできない状態が続いている。 そこで、Yahoo!さんのブログをちょっとメモ代わりに・・・・。 最近頂いた本などのリスト・ 論叢松下幸之助(2007.4.27) PHP…

第2回探訪会<猪飼野尽し・ミステリーウォーク>

[猪飼野]第2回探訪会 <猪飼野尽くし・ミステリーウォーク>・日 時 2007.3.21(春分の日) 午前10時出発 ・集 合 地下鉄千日前線「今里駅」西改札口前 ・参加費 1000円 ・弁 当 持 参・主 催 猪 飼 野 探 訪 会 ・協 賛 在日韓国基督教会館(…

第2回・猪飼野探訪会の計画

・ 2/20、在日韓国基督教会館(KCC)館長・金成元氏に講演の正式依頼と、会館使用の申し込みを行なったことで、計画の骨組みが確定した。第二回猪飼野探訪会 <猪飼野尽くし・ミステリーウォーク> →http://tanboukai.ikaino.com/dai2kai.htm ・ 今日、生…

御勝山から天保山(2002.4.5)

第29回 大阪の古道を歩く会風土記の丘・三大史跡>プラス天保山>お花見登山 の写真展。 ▲つるのはし史跡公園(説明:塩川慶子さん) ▲御勝山山頂にてエイエイオーの勝鬨(演出/幟・衣裳製作:まどかさん) ▲舎利寺にて”生野風土記の丘・三大史跡踏破”の表彰(…

「藤井幸之助さん」のこと

大阪日日新聞に、 「朝鮮学校は地域の財産」 広がれ‼理解と交流の輪 東淀川住民らが「支える会」(平斎注、「北大阪朝鮮初中級学校」を支える会) 助成拡大働き掛けも というタイトルで、割合大きな(約20㎝x20㎝)記事が出ていた。 「結成総会」のもようを…

「金鳥山」の記事にコメント入る

今日、或る必要があって、自分のブログの古い日付のページを開いて見たら、「柴田昭彦」という方からのコメントが入っていた。私のそのブログは「金鳥山」についての疑問を書いたものだが、それに対して詳細なご教示が記入されていた。http://d.hatena.ne.jp…

お年賀

この「亥年に因む 幸運の絵馬」はSさんから貰ったもので、私の大好きなイノシシの図柄だ。その紙袋に、 本年は「亥」の年にあたります。「亥年」は十二支の結びの年です。やがてまた迎える新しい巡りの年々のための準備の年でもあります・・・云々。(日展…