石切神社のカエル石(「蛙旅団」編・『かえる神社へ行こう』で知る)

 

 

 

「摂津河内余話(114)」<石切神社にあるカエル石>

 【蛙旅団】さん編纂のカエル本の一冊『かえる神社へ行こう~全国かえる巡り 神社編』に取り上げられている神社は、①二見興玉神社三重県伊勢市) ②十番稲荷神社(東京都港区) ③水宮神社(埼玉県富士宮市) ④淡島神社和歌山市加太) ⑤石切剣箭神社(東大阪市)の5社である。ただ、①~④の神社はかなりカエルを売り物にしている感があるが、⑤は全くそうではない。⑤は神社の奥まったところにある「穂積神霊社」という末社の鳥居の脇にある、全く目立たないカエル石である。

  それも、比較的目に付きやすいカエルの石像(A)の隣りにある、自然石の表面に浮き彫りにされた地味なカエル(B)である。本書によれば、「神社に確認したところ、いつ置かれたのかわからないけれど、病気完治の願いが叶った(無事この世に帰ってきた)として信者が奉納したのではないか、というお話でした。以前は蛙の置物も多数奉納されていましたが、置き場所も限られることから、最近では、奉納せずに持ち帰ってもらうよう案内しているとのこと。」         

  私は石切神社には何回も参拝しているが、今まで、この二つには全く気付かなかった。よくこんなものを見付けたものだと感服する。特に、この目立たない(B)をピックアップしている点こそが、本書の真骨頂と言えるのではないかと思う。