2009-01-01から1年間の記事一覧

自凝島社(おのころじましゃ)のメモ

[神社]自凝島社(おのころじましゃ)のメモ味地草=江戸期の郷土誌「淡路味知草 みちくさ」(幕末の安政4年1857年、小西友直.錦江親子著)(※この本に「約1,100年前の仁和3年(887年)7月に野島が大地震の為、海没した」と、に記載されているそうである(…

橋の遺伝子(5)渡来人の足跡(日経)

[猪飼野]橋の遺伝子(5)渡来人の足跡(日経夕刊)2009/08/05配信 http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news001221.html つるのはし跡――。JR環状線の桃谷駅を降りて商店街を東へ抜け、通称「疎開道路」から路地に入ると、こんな石碑がある小さな公園にた…

東成の石窟庵

[雑記]東成の石窟庵 昨日、友人の金康裕氏が、深江のコクヨの近くのお寺に韓国の石窟庵のレプリカがあるそうですね、と言う。その時一緒にいた、韓寺の専門家の者氏はよく知っていて、あとでそのお寺の場所・電話番号などの情報を連絡してくれた。 そういう…

日本書紀「太歳記事」に関するメモ(続)

[猪飼野]日本書紀「太歳記事」に関するメモ(続)日本書紀 Wikipedia>太歳記事 日本書紀には各天皇の即位の年の末尾に「是年太歳**」としてその年の干支を記した記事があり、「太歳記事」と呼ばれている。日本書紀が参考にした中国の史書にも「続日本紀」…

日本書紀「太歳記事」に関するメモ

[猪飼野]日本書紀「太歳記事」に関するメモ1.紀年法の沿革 A 歳星紀年法(木星の天球上の位置【十二次】で表す。十二次は星紀〜析木の12区分。「歳在星紀(歳、星紀に在り)」などと記録されている)・・・・・春秋時代 B 太歳紀年法(木星の鏡像たる…

上田正昭先生講演会

[猪飼野]上田正昭先生講演会 王仁博士歌碑建立 記念講演会 王仁(わに)博士と「難波津(なにわづ)の歌」 「難波津(なにわづ)の歌」は、古代朝鮮三国のひとつ百済の国から論語・千字文などを日本に伝えたとされる王仁博士が、仁徳天皇(大阪市生野区 猪飼野地…

縈見寺(総見寺)について

[神仏]縈見寺(総見寺)について 縈見寺(そうけんじ)は滋賀県蒲生郡安土町安土城跡にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は「遠景山」。 市立中央図書館からの電話での回答によれば、 フロイス「日本史」(東洋文庫版 第4巻(請求記号 0070075953))の(本文…

「難波津の歌」についての雑記

[猪飼野]「難波津の歌」についての雑記兵庫県たつの市の旧家・八瀬家に伝わる 諺文 「難波津の歌」の書の、ハングル表記について、解明を要する点がいくつか存在する。 (書の右肩に「朝鮮諺文」と記されている)1.筆者 書幅(注*)の左端に次の署名がある…

奈尓波ツ尓(「難波津の歌」木簡)

[猪飼野]奈尓波ツ尓(「難波津の歌」木簡) 『木簡から探る和歌の起源』(犬飼隆・2008年・笠間書院)からのメモ (Pは本書のページ数。西暦の数字などは目安である)7世紀中頃 ・645 難波宮「皮留久佐乃皮斯米之刀斯」…P16 ・650 山田寺跡瓦にヘラ書き「奈…

「生野コリアタウン スプリングフェア2009」ご案内

[猪飼野] 「生野コリアタウン スプリングフェア2009」ご案内〜遊んで!食べて!つながろう! まるごと韓流 食&アート〜 食欲をそそる韓国食材と色鮮やかな民族衣装のチマチョゴリ。 人びとのパワフルな営みがあふれ、強烈な個性が解き放たれる。 共生のまち…

伝・王仁墓、百済門の千字文緞帳

[猪飼野]伝・王仁墓、百済門除幕式用の「千字文」緞帳2006(平成18)年10月、枚方市藤阪東町の伝・王仁墓に百済門が建立された。 (建立者=日韓合同百済門建立実行委員会) 写真は『大阪府史跡指定七十周年記念 王仁塚 百済門』(王仁塚の環境を守…

和文・ハングル歌碑

[猪飼野]王仁博士「難波津の歌」和文・ハングル歌碑

北中道小学校

[猪飼野]北中道小学校 東成区の旧・森町=中道元町銀座商店街は、大阪市立北中道小学校の南側に位置している。 中道の墓地の付近で、ちょうど自転車に乗って遊んでいた子供たちに北中道小学校の場所を尋ねたら、皆で小学校の正門まで案内してくれた。 写真は…

『祖父間は邑智島』“四天王寺御手印縁起の謎を解く”

[あしたづ]古代橘島余話(二) 『祖父間は邑智島』 “四天王寺御手印縁起の謎を解く”大東道雄一、はじめに 大阪の人々にとって四天王寺は昔から“天王寺さん”の愛称で、親しまれてきたごく身近な存在の寺である。古代六世紀末、日本最初の官寺として聖徳太子の…

日本書紀120年繰上げのカラクリ

[猪飼野]日本書紀120年繰上げのカラクリ 王仁博士来朝の年代が『応神紀』では2運=120年繰り上げて記載されている。このことはすでに若い頃に何かで読んだ記憶があるが、今回改めて、比較的新しく書かれた次の本で読み返した。倉西裕子『日本書紀の真…

第6回 猪飼野探訪会 のご案内

第 6 回 猪 飼 野 探 訪 会 <百済川河口より逆行ウォーク と 石川郁子さん猪飼野写真展&講演会>日 時 2009・ 5・10(日)午前10時出発・雨天決行集合場所 JR環状線「大阪城公園」駅 改札口前参 加 費 1000円(資料代含む)・弁当持参【順路】…

池田市の二つの神社のメモ

[神社]池田市の二つの神社のメモ【呉服神社】 ・呉服媛(くれはとりひめ)=大阪府池田市室町=「下の宮」【伊居太神社】 ・穴織媛(あやはとりひめ)=大阪府池田市綾羽=「上の宮」 =つまり、妹の綾羽ちゃんの方が「上の宮」 ※穴=漢=綾=穢=濊=安羅か…

漢字を増やすな

[雑記]漢字を増やすな 昨日、偶々拾い読みした本が藤堂明保の『漢字の過去と未来 岩波新書, 1982』で、これに「漢字を増やすな」という主張が述べられていた。 例えば、 膨脹→膨張 のようにすれば「脹」の字は不要 というような主張だったと思う。 それが今…

撫凹村は久保村だ!(丑歳元旦の夢想)

[猪飼野]撫凹村は久保村だ!(丑歳元旦の夢想) 昨年の暮れ、友人のS氏との雑談で、『日本霊異記』中巻第五話に出てくる「摂津国東生郡撫凹村」はどこだと思うか?という話が出た。 その「撫凹村」については、『角川地名大辞典』(大阪府)に次のように説…