2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古書ブックフェア・熊野街道・茶盆

今日は家内のお許しを頂いたので、天満橋のOMMで今日から始まった「古書ブックフェア」(主催;大阪府古書籍商業協同組合)http://www.osaka-kosho.net/ を見物に行った。健康のため、自転車で行くことにした。走るのは暑かった。 出品参加店の方々は、皆さ…

福田定一著『サラリーマンの金言』 

Googleからの検索で得た情報によれば、6/16のこのブログに書いた『司馬遼太郎がゆく』(2001/11/06 プレジデント社)より四年半も前に出た月刊誌『プレジデント』1997年4月号に、 [巻頭大特集]成功の名言録−男の一生を彩る珠玉の処世訓 の劈頭に新聞記者時代…

靖国問題の覚え書 

不毛な論議はもうやめだ。 以下は、私自身のための覚え書である。 - 『侍従長の遺言―昭和天皇との50年』(徳川義寛・岩井克己 著、一九九七年、朝日新聞社発行)より ● 靖国神社の合祀者名簿は、いつもは十月に神社が出して来たものを陛下のお手元に上げるこ…

これが”三流史料”?

【重ねて御礼】 当ブログの靖国論に対して、先日来、神職のB氏ならびに神友のK氏より再び有難いご助言のコメントやら励ましのメールを頂戴した。重ねて厚く御礼を申し上げる。 B氏の援護射撃、 ① 生存者を誤って合祀していたことが判明した場合、どう処理…

「靖国イデオロギー」の詭弁 

【承前】 靖国神社の戦犯(昭和殉難者)分祀問題について、神社側の「分祀はできない」という主張は、その理由を整理してみると、 A, 祭神の数は約二百五十万柱であるが、神座は一つ(一座)である。 B, これを「靖国大神」という一神として信仰している…

「座」とは祭神の坐る座布団か?  

きのうの続きを書く。 靖国神社の現職の禰宜さんであるC氏の表現によれば、靖国の祭神は246万柱(平斎注、246万人のみたま)が一体化した「靖国大神」という一座です(単数ご祭神です)、とのことである。 この主張を念のため、文献に徴してみよう。 『靖国…

祭神「一座」の語釈 

先日来、神友(神社をこよなく愛する仲間)のsetoh@神奈備さんから3通のメールを頂いた。それは私が大阪日日新聞のコラムに書いた『靖国−「分祀」と「分遷」』 http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/miotukusi/2006/04/miotukusi060425.html に対する、各地…

「神の国」と「神々の国」 

神友(神社をこよなく愛する仲間)の「setoh@神奈備」氏からコメントが入った。 拙稿『靖国 「分祀」と「分遷」』をなんと全国各地の600人もの神職の方々に向けて配信してくれたそうだ。(友情に感謝‼) そして二人の方からの反論を、このブログ宛に送ってく…

『名言随筆 サラリーマン』の内容・さらに別バージョン 

ここで『名言随筆 サラリーマン』(その新装普及版である『ビジネスエリートの新論語』も目次は全く同じ)の内容をメモしておこう。(・・・・・数字 はノンブル。両書とも同じ)※写真・・・新装普及版『ビジネスエリートの新論語』 著者紹介・再刻の趣旨(…

「本」の神様

【承前】 つまり、谷沢先生は多分、『名言随筆サラリーマン』という「原題」をうっかり失念されて、のちに「改題」された「新装普及版」の方のタイトルを口にされた訳であろう。 しかし、この講演を拝聴したその同じ月に私がこの「改題」本に巡り合ったとい…

『名言随筆サラリーマン』の別バージョン 

司馬遼太郎が本名の福田定一(さだいち、ていいち)の名で出した最初にして最後、唯一の単行本がこの『名言随筆 サラリーマン』である。 小説ではなく、題名のとおり、随筆=46章の短文を1冊の新書版に収めたもの。(昭和30年・六月社書房刊) その版元が会…

司馬遼太郎の『殉死』を読んだ

この本の構成は、Ⅰ 要塞、Ⅱ 腹を切ること の二編となっている。 私の興味の焦点は、主人公・乃木希典は英雄なのか、凡将なのか―。 昔見た映画、たしか『二〇三高地』だったと思うが、 配役は乃木―仲代、児玉源太郎―丹波哲郎、明治天皇―三船敏郎。 乃木が無策…

司馬文学 4つの原風景

二つの本のことをちょっとメモしておきたい。・『関西大人のウォーカー』2006Vol.2 3月号 【大特集】没後10年特別企画/NHK大河ドラマ『功名ヶ辻』放送開始 司馬遼太郎の世界を歩く と銘打っている。(2006年3月26日発行となっているが、実際には2月の…

総目次

◑ 2006/6/6、ブログの練習をはじめる。やり方がよく分からないままで終わってしまい、書き残した文字はたった数文字であった。しかしこの日のページは、私がブログの練習を開始した記念すべき日のページなので、記念に残しておきたい。そこでこのページを目…