司馬遼太郎関連

福田定一著『サラリーマンの金言』 

Googleからの検索で得た情報によれば、6/16のこのブログに書いた『司馬遼太郎がゆく』(2001/11/06 プレジデント社)より四年半も前に出た月刊誌『プレジデント』1997年4月号に、 [巻頭大特集]成功の名言録−男の一生を彩る珠玉の処世訓 の劈頭に新聞記者時代…

『名言随筆 サラリーマン』の内容・さらに別バージョン 

ここで『名言随筆 サラリーマン』(その新装普及版である『ビジネスエリートの新論語』も目次は全く同じ)の内容をメモしておこう。(・・・・・数字 はノンブル。両書とも同じ)※写真・・・新装普及版『ビジネスエリートの新論語』 著者紹介・再刻の趣旨(…

「本」の神様

【承前】 つまり、谷沢先生は多分、『名言随筆サラリーマン』という「原題」をうっかり失念されて、のちに「改題」された「新装普及版」の方のタイトルを口にされた訳であろう。 しかし、この講演を拝聴したその同じ月に私がこの「改題」本に巡り合ったとい…

『名言随筆サラリーマン』の別バージョン 

司馬遼太郎が本名の福田定一(さだいち、ていいち)の名で出した最初にして最後、唯一の単行本がこの『名言随筆 サラリーマン』である。 小説ではなく、題名のとおり、随筆=46章の短文を1冊の新書版に収めたもの。(昭和30年・六月社書房刊) その版元が会…

司馬遼太郎の『殉死』を読んだ

この本の構成は、Ⅰ 要塞、Ⅱ 腹を切ること の二編となっている。 私の興味の焦点は、主人公・乃木希典は英雄なのか、凡将なのか―。 昔見た映画、たしか『二〇三高地』だったと思うが、 配役は乃木―仲代、児玉源太郎―丹波哲郎、明治天皇―三船敏郎。 乃木が無策…

司馬文学 4つの原風景

二つの本のことをちょっとメモしておきたい。・『関西大人のウォーカー』2006Vol.2 3月号 【大特集】没後10年特別企画/NHK大河ドラマ『功名ヶ辻』放送開始 司馬遼太郎の世界を歩く と銘打っている。(2006年3月26日発行となっているが、実際には2月の…