清見原神社「上棟之記」

[神仏]清見原神社「上棟之記」

 清見原神社(大阪市生野区二丁目鎮座)に保存されている「上棟之記」(棟木に墨書されたもの)に、次のように記されている。


↓「上棟之記」前半部拡大

↓「上棟之記」後半部拡大


 大正五年三月二日起工、同九日神楽殿(元片江拝殿)上棟。同廿三日権殿(元腹見本殿)・末社(?)・神饌殿(元大友拝殿)竣工シ、同月・・日、本殿幣殿(元片江本殿幣殿)・拝殿(元中川拝殿)ノ上棟式ヲ挙行シタリ。

 由テ之ヲ不朽ニ傳ヘントテ棟木ニ関係者一同ノ氏名ヲ書キ記シ以テ後世ニ傳ヘントスルコト如件。
 

↓左側の棟木には関係者氏名が列記されている。棟木の下に展示されているのは「八岐大蛇退治」などが描かれた板絵

↓2008年12月12日付 朝日新聞の記事。
この記事からすれば来年は合祀110年の節目の年になるようだ。