仁丹 町名表示板<続>
[猪飼野]仁丹 町名表示板<続>
昨日のブログには実はいろいろ話の続き=トリビアがある。
【トリビア・その1】大阪の仁丹町名板に必ず付属した「府」の許可証
↓(大阪府の許可証)の説明文 http://archive.is/YRxg
※上の写真は「東成区 大今里本町二丁目」の分。
※上の写真は「生野区 猪飼野中二丁目」の分。昔、仁丹町名板だけは相当苦労して何とか取り外させて頂いたが、その下にこんなアルミの許可証があったとは、仁丹樂会さんに教わるまで全く知らなかった。これも半分板に隠れている。しかも保存状態は相当悪く、現状では文字は全く読み取れない。
【トリビア・その2】東成区 大成通一丁目の町名板
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↑写真は梁石日『血と骨』に出てくる「備前屋」の後を引き継いだ「とんすけ」という店の壁に取り付けられている古い町名板である。私はこれを以前ネット上の写真で見た仁丹町名板と思い込んでいて、仁丹樂会の人たちをここへ案内してあげたのだが、よく見るとこれは仁丹町名板ではなかった。
【トリビア・その3】本物の仁丹「大成通二丁目」町名板
↑仁丹樂会のサイト上の写真右端がその本物である。
「猪飼野」以外の3枚にはアルミ製の「許可証」が付随している。
【トリビア・その4】一箇所で二つの仁丹看板が見れる
そこで、今度は仁丹樂会の人たちに本物の大成通表示板の場所を教えて貰って車で現地に。【写真上】は道路の北側、【写真下】は道路の南側、つまり東西道路を挟んで向かい同士に仁丹看板がある。(この東西道路は旧・猪飼野村と中道村の村境いにあたる)
一箇所で二つの仁丹看板が見れる場所というのは、大阪では現在ここしか無い!!!という超トリビアだそうである。
一粒で二度おいしい仁丹!
【トリビア・その5】和多田さん・東野さん
私達にわか友達一行の車は、暗(くらがり)越え奈良街道沿いの「大今里本町二丁目」仁丹町名板(=写真は既出)を経て、「東成区片江町一丁目」の仁丹町名板へ。
片江の旧村は生野区小路1丁目に位置しているが、片江変電所や片江小学校は現・東成区大今里南1丁目・2丁目にあり、この仁丹町名板も東成区大今里南3丁目にある。
だが、変な構造物に隠されて何丁目なのか分からない。
しかし、幸いそのおうちの鴨居に「片江町一丁目四六」の地番表示が。
そこへ物好きそうな野次馬が・・・。続いてまたその人の友だち。これが、なんと「落語荘」の主人公だったので、ついでに落語荘などの看板も撮影。
そのまたついでに、和多田さんに東野圭吾の実家の場所を教わる。地下鉄「小路駅」の東側。ただし東京へ引っ越されたあと、時計屋さんも取り壊されて、現在その店の位置はビルのシャッターになっている。
今日はほんとによかったよかった。充実した一日。仁丹樂会さん、和多田さんありがとう!