式内社の栞『神光』

[本]式内社の栞『神光』


↑A式内社顕彰会は梅田義彦博士が中心となって創立された。手許に『神光』17・19・20・23号(昭和38〜41年刊)の4冊がある。昭和44年頃、梅田博士から頂いたもの。『神光』は1952年(昭和27年)に創刊されたようだ。会則は不明だが、巻末の会員名簿によれば、会長:飯沼一省(注、内務省神社局長・神祇院副総裁・東京都長官等々を歴任した偉い人。会長は名誉職であろう)、常任理事:梅田義彦、理事:安津素彦・岩本徳一・岡田米夫・庄本光政・田中初夫・宮地治邦、賛助:大場磐雄・高松忠清・中山和敬・菱沼勇・木積一仁・瀧川政次郎・高原美忠等々、会員:池辺弥・今井啓一・岡田精司・小野祖教・小島鉦作・志賀剛・田中卓虎尾俊哉・西山徳・肥後和男・宮城榮昌・森田康之助・吉井良地等々―といった錚々たる顔触れである。
↑B天皇陛下御在位五十年の年、昭和50年5月、全国神社会館(東京・渋谷)に事務所を置く「式内社顕彰会」が発足。同年10月、『式内社のしおり』創刊号を発刊(=財団法人 式内社顕彰会)。財団法人設立当初の理事長:篠田康雄(神社本庁事務総長)、常任理事:菱沼勇・梅田義彦・岡田米夫・上杉千郷、理事:高原美忠ら10名、監事:額賀大興ら2名。


・(平成)御在位二十年と式内社顕彰会三十周年の記念事業として、平成二十一(2009)年三月、 『撰輯 式内社のしおり』 を発刊。本書は、昭和の御代に発行された『式内社のしおり』の多くが絶版となっている現状に鑑み、創刊号から、平成の御代になって初めて発行された第43号(平成元年五月刊)までに限定して、掲載された論考をまとめたものである(※この時点で第79号まで刊行されているので、約半分強からピックアップした”撰輯”ということになる)。


・財団法人式内社顕彰会が公益法人制度改革に伴って解散し、平成二十四年三月、その近畿支部が新たに「近畿の式内社を顕彰する会」として発足した。当初の会長:田中安比呂上賀茂神社宮司)。平成二十八(2016)年四月、役員改選に伴い、会長:中東弘(枚岡神社宮司、副会長:森正光(石上神宮宮司)、理事:上賀茂・八坂・松尾・杭全・住吉・橿原・春日・沙沙貴・多賀・馬見岡綿向・伊太祁曽・熊野本宮・熊野速玉の各宮司
※右側『近畿の式内社を顕彰する会だより』第5号=平成29(2017)年2月発行。
 左側「春日大社へ御分祀御遷幸」は枚岡神社から頂いたもの。