平野川のスカム【続】

[生野]平野川のスカム【続】

大阪府都市整備部 河川室 河川環境課 環境整備グループ への問い合わせに対する回答文書


A■スカムの発生原因と対応について

  スカムの発生原因は、底質のヘドロの一部が何らかの原因で浮上していると言われていますが、寝屋川流域では一定の降雨後に発生することが多く、詳細なメカニズムはわかっていません。このため、平成25年度より(地域独立法人)環境農林水産総合研究所と連携してスカムや底質の成分分析など、発生原因等についての調査・研究を行っていますが、原因の解明には至っていません。

B■平野川の水質について

  平野川の水質(BOD)は、近年全体的に改善傾向であり、平野川流域の環境基準点である城見橋では、平成19年度以降環境基準を達成しています。詳細な水質のデータはホームページをご覧ください。
  <公共用水域の水質等調査結果>
   http://www.pref.osaka.lg.jp/kankyohozen/osaka-wan/kokyo-status.html

  また、測定地点ごとに見ると、下流部の城見橋や南弁天橋と比較すると、上流の東竹渕橋のBOD濃度がやや高い傾向です。要因としては平野川の浄化用水導入事業(大阪市平野下水処理場の高度処理水の一部を平野川に導水)による下流部の水質改善効果や、上流部における生活・事業所排水による影響の可能性が考えられます。

C■平野川の浄化浚渫について

  平野川での浄化浚渫については、平成16年5月に策定した「淀川水系寝屋川流域水環境改善緊急行動計画」において、城見橋〜都橋までの約5.5kmの区間の約3.3万m3を浚渫する計画を立てて実施しており、平成27年度までに約1.4万m3の区間の浚渫を実施済みです。
  浄化浚渫だけによる水質改善効果は把握できませんが、下水道整備や生活・事業所排水対策などの総合的な取組みにより、平野川の水質は改善傾向にあります。
********************************
 【平斎曰】 浄化浚渫は1年で1400㎥ということだろうか?。すると、3.3万㎥を浚渫し終わるのは大体、平成40年頃となるのかな?
 上流からのヘドロ流入は改善傾向にあるのだろうか???

 原因を余りハッキリ言うと差し支えがあるのかどうか分からないが、決して明瞭な回答とは言えないように思う。努力はして頂いているようではあるが・・・・・。
********************************
[生野]平野川浚渫・ほてい葵
http://d.hatena.ne.jp/heisai/20131124

平野川筋探訪」―のサイトより転載
↓青地樋側の工場から紫色の染色廃水が放流されている 2011年6月29日撮影

http://okinaga.take1mg.com/newpage6.htm