天理・桃尾之滝明王院 柴燈護摩供、火渡り、直会に参加
4日の亀の瀬竜王社での柴燈護摩に引き続き、今回も神田氏のお誘いで「桃尾之滝 明王院」の柴燈護摩法要を見物させて貰った。朝八時半近鉄天理駅に集合、主催者関係の方が桃尾の滝近くの駐車場まで車に乗せて行って下さる。山伏姿の人たちの車が十台ほど集まっていた。そこから山道を徒歩で明王院まで。「大国見登山コース」途中、「大親寺」の更に上にある。登山道に沿って木の桟橋で流れを渡ると境内となるが、別に山門は無い。広場の端に不動明王や弁財天の石像。小高い所に「桃尾之御滝明王院」と額のかかった六角堂、地蔵堂のような釈迦堂。境内周辺に物置小屋や休憩小屋、トイレ、道具小屋、等々が散在している。れっきとした寺院とは言い難いが、なかなかいい感じの宗教施設である。ホトトギスが鳴き、自然の空気が満喫できた。十時頃からはじまった護摩焚き法要のあと、初めての火渡りを経験させてもらい、終了後、直会でシシ肉の雑炊、おにぎり、酒、ビールなどをたっぷり頂く。帰りにはお供えもののお下がりの紅白餅・饅頭・果物・ビール・おつまみ等いろいろ、祈祷のお札なども頂戴し、至れり尽くせりの親しみの持てる、いい法要だった。明王院から駐車場までの帰途、院主さんと同道したが、大きな石仏などのある場所ごとに法螺貝を吹いて礼拝されながら山を降った。おもしろい体験だった。