カエルグッズの店「ひより」再訪(22.9.9)

↑ カエル神社のご神体・蛙宮大明神

  阪俗研便り(通号501号)

「摂津河内余話(113)」

<カエル・グッズ店「ひより」で買った本>

 先週<入江聖奈選手とカエル・グッズ>を書いたことから、久々に北区中崎町の近く、浮田2丁目にあるカエル・グッズ専門店「ひより」を訪問し、カエルのバッジを一つ(¥1650)と、小冊子4冊(¥3630)を購入した。

 この店が扱っている商品は、衣料にせよ、指輪その他の金属製品にせよ、小冊子にせよ、製作者は別に居り、この店の専門店としてのネームバリューと販売努力で経営が成り立っているらしい。 さて、これらの小冊子に関しては、「蛙旅団」というのが著者名で、版元は「かえる文化遺産研究所」となっているが、どの冊子にも版元の住所等が明記されていないのが奇妙である。どうやら、著者も版元も同じ一個人のようで、

「ニッポンのおみくじ」の著者・鏑木麻矢さん的なマニアックな研究者ではないかと想像される。

 先週の<阪俗研便り・通号500号>”田野による書き込み"に、巳(ミィ)さん信仰があるようにカエルさん信仰もあるのでしょうか?カエル・グッズにお守りもありますか?ーとあったが、”お守りもありますか?”どころではありませんよ~。それこそがこの「蛙旅団」さんの本領で、それを全国を股にかけて調べあげているので、お守り・ステッカー・絵馬・根付・マスコット・おみくじの付録・ご朱印狛犬代わりの”狛ガエル”、はては蛙っぽく見える建造物や、ドリンクの空き缶入れ(=蛙の両目に見える)等々に至るまで、カエルカエルのオンパレードです。

以下、田野による書き込み。

俗っぽい「フォークロレスク」を共時的に見るのは楽しいですね。

これ「オタク文化」?「サブカルチュア」ですね。

ちょっと遡れば「民俗考現学」?

そろそろ会友の中で蠢き、疼き出す方もおられるでしょう。

参戦を促します。

ところで今秋のコスプレや如何?

②渡辺麻矢会友の「私が見た生駒の"トミノナガスネヒコ"」2/5

 生駒の不可解な引力は、まずその地理的な境界性〈リミナリティ〉にあると思います。 といっても、単に大都市大阪と奈良との境界だからではなさそうです。

 私自身、以前、千葉県市川市に住んだことがありました。

 広大な平野に江戸川が横たわる、大都市東京と千葉との境界。

 歴史や文化の香り高い場所でもあります。

 ただ生駒と比べればその景観同様、世界観もフラットな印象でした。

 あくまで東京下町の延長といった趣きです。

 

以下、田野による書き込み。

「地理的な境界性〈リミナリティ〉」だけで片付けないで

歴史性、通時性に着目なさるのですね。

眠れる生駒の神々を目覚めさせるのですね。

阪奈トンネル貫通で地下水の命脈が絶たれたと

オタキバ「お瀧場」で聞きましたが、

生駒の神々の面目や如何?