報親教本部

[神仏]報親教本部
 本教は大井寂源師を開祖とする。法華経と惟神道とを統合した「南無一乗惟神(かんながら)之大白法」を提唱して、昭和十年代に天台宗から分派した。昭和二十四年に宗教法人登録(本部:大阪市阿倍野区)、同二十六年頃(?)、天理市滝本町六九三番地(旧・龍福寺跡地)に「桃尾山大親寺」を開創してこれを本山とした。※ただし、昭和四十年・四十一年段階では、境内の建物としては現本堂の横にある現不動堂だけであったようだ。現在の本堂は昭和五十一年建立(本尊:久遠実成の釈迦牟尼仏、脇:十一面観音、十二社権現)という。兵庫県太子町に播磨別院を有する。


本誌には文学博士・田村吉永山辺御県神社宮司天理市別所町)にして『大和の古社(学生社刊)』の著者である乾健治の両氏が序文を寄せている。当寺の山号は桃尾山(とうびさん)。


↑『大和桃尾山大親寺縁起由来記』(S41.9初版、S57.9二版、H12.12三版。)

大親寺座主・大井寂源著『家を繁栄させ国を隆盛させる秘要の法 萬善寶典(家運繁栄の大秘法・墓相学等秘伝・万善宝典)』(S26.12初版、S28.3再版、S40.5第三版修正。巻頭グラビアの境内写真には現・不動堂のみが写されている)