武塔神社のメモ

[神社]武塔神社のメモ
 武塔天神は牛頭天王と同一神とされているが、その武塔神主祭神として祀る神社は多くない。『平成祭データ』によれば、神社本庁包括神社として、(1)広島県甲奴町小童(ひち)に「武塔神社」(祭神素盞嗚尊)、(2)福島県いわき市に「武塔天神神社」(祭神不詳)、ほかに兵庫県加古川市八幡町八幡神社<通称・厄除八幡宮>境内社「武塔天神社(ぶとうてんじんじゃ)」が見える。零細な神社とは思うが、長野県長野市豊野町豊野という所にも武塔神社があるらしい。旧・県社「伊豆毛神社」(信濃国 水内郡 式内社)の近くなので両社には何らかの関係があるのかも知れない。

http://www.genbu.net/data/sinano/idumo_title.htm?print=on
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(1)広島県備後国甲奴郡 武塔神(むとうじんじゃ)

<通称>武塔天神(むとうてんじん)
729-41 広島県甲奴郡総領町大字小童1124
備後国 甲奴郡  甲奴支部 23061  [祭神]素戔嗚尊
【上記所在地名の訂正】”総領町”は誤り。
 この神社は、広島県三次市甲奴町小童1072の【須佐神社】(=甲奴支部 23029)の境外摂社・御旅所たる【武塔神社】のことである。
 その場所は1124番地であるらしく、事実上は須佐神社が統括的に運営しているが、須佐神社とは別個の独立法人として神社庁に登録しているので[甲奴支部 23061]となっているのであろう。
 因みに、旧・甲奴郡内の須佐神社は、
1.三次市甲奴町小童(こうぬちょう・ひち)[甲奴支部 23029]
2.府中市上下町佐倉[甲奴支部 23014]
3.庄原市総領町稲草(=田総/たぶさ)[甲奴支部 23023]
4.同町 亀谷 131[甲奴支部 23044]
5.〃  〃 1185[甲奴支部 23046]
6.〃  〃  69[甲奴支部 23051]
7.〃  五箇 21[甲奴支部 23056]
が『平成祭データ』に登録されているが、4以下のものは現在支部名簿からは抹消されているようだ。総領町木屋にも一社あるらしい(近藤氏談、※)。
※→●須賀神社(すがじんじゃ)<通称>祇園さん(ぎおんさん)
729-37 広島県甲奴郡総領町木屋799
備後国 甲奴郡    甲奴支部 23026
【祭神】五十猛神 須佐之男櫛名田比賣
である。  
【参考】魁 神社巡拝記 No.05-051 備後國甲奴郡 武塔天神
備後國甲奴郡 武塔天神 ぶとうてんじん
須佐神社御旅所 祭神:素戔嗚尊 右三つ巴
住所:広島県三次市甲奴町小童1072
http://websakigake.sakura.ne.jp/sh5/05-051.html
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(2)福島県いわき市 武塔天神神社(ぶとうてんじんじんじゃ)
福島県いわき市山田町戸ノ内215番
【祭神】無記
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(3)岡山県小田郡矢掛町小田 武塔神↓下記サイトより転載
・小田つどいの森 武塔神矢掛町小田
http://kasaoka.sub.jp/12/07/0701/2.html
・小田郡矢掛町小田 ふくふく地蔵
http://kasaoka.sub.jp/12/04/0416/9.html
観音山(151m 岡山県矢掛町)
 観音山山麓は小田ふれあい公園となり、登山道は新しく整備されて石や枕木の階段となっている。森は雑木からカシを主体とした常緑の森に代わりつつある。
 精霊の森→八大岩→落ち葉が厚く積もった丸い山頂に龍王神の大きな石碑が建つ。樹木が茂って展望はない。武塔神社に降りる。

祭神  素盞嗚尊
由緒 本神社の創建年代は不詳であるが、正平24年(1369)床上小松秀清が小田庄の地頭職として着任した際、神祇7社を再建した内の1社が当社である。
 従来は武荅天子(天神か?)宮と呼んでいたが、明治6年武荅神社と改称した。

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