三尺組―続々―

[猪飼野]三尺組―続々―
大和郡山市 平成16年第2回定例会産業厚生常任委員会 6月17日 ◎商工観光課長】お城まつり期間の初めに、朝のごみ収集作業中に露天商のテントをひっかけたという事故があった。期間中約 100軒の露天商が出ており、それを仕切っている神農会─三尺組の山本さん(※)の口添えで、市の加入している全国私有物件災害共済会が査定する金額をもって和解した。(※十一代三尺宗家・奈良県神農商業協同組合長 山本康彦氏だろうか)http://www.city.yamatokoriyama.nara.jp/siteru/gikai/yamatokoriyama/data/iinkaih16/06171402.html


【写真上】大和郡山市・矢田寺参道石段脇にある三尺組歴代(第五代〜第十一代)の墓碑。その上手に初代〜四代の墓碑がある。【写真下】初代の墓碑。「香具 三尺留 慶應三卯」の方は墓碑ではないのかも知れない。
【下表】はメモ。多少間違っているかも知れない。
眞應清樹信士 三尺留墓 明治七戌年
三尺瀧吉墓 明治廿七年
三代目三尺米田亀次郎墓 明治丗五年十一月ベンツ紋
三尺四代目紺田音吉墓 大正元年 カタバミ
三尺五代目小西清五郎墓 大正三年 四ツ目菱
三尺六代目故米田嘉吉之墓昭和三年 ベンツ紋
三尺七代目乾治三郎墓 昭和十一年 四ツ目菱
三尺八代目中野徳松之墓 昭和二十四年 四ツ目菱
三尺九代目乾重春之墓 昭和二十六年 四ツ目菱
三尺十代目山本楢和之墓 昭和五十七年 四ツ目菱
三尺十一代目山本康彦之墓平成十六年 四ツ目菱

【日々是ゴム消し Log46】 境内に「三尺組 ○代目」という墓石がやけに列んでいるので、帰ってネット検索をしたところこんな文章に行きついた。大阪の生野あたりで少年は職にあぶれた父親が作った折りたたみ椅子を路上で売る。ショバ代の取り立てに来た日焼けした40男が少年の乏しい売り上げを見て、だれかが何か言ってきたら“三尺のおじさん”にいうてあると言え、と何もとらずに立ち去った。この自伝を記した「山内宥厳」(※)とは何者だろうとさらに検索を続ければ、これが奈良の桜井にある東光寺なる寺の住職で、なにやらおもしろそうな坊さんなのであった。http://www.geocities.jp/marebit/gomu46.html
(※この「山内宥厳」氏は、美内すずえさんの知り合いでもあり、奈良県桜井市のお寺さんなのに、大阪市西区立売堀にあるサムハラ神社(に連れの人のために二人で御祓いを受けに来られていたようだ)でばったり遭ってびっくりしたことがある。このサムハラ神社が中之島の豊国神社境内に居候していた当時の状況もよく知っているなど、色々とふしぎな坊さんである)http://www2.begin.or.jp/ytokoji/yugen/moeruhibi.htm

【写真上】大阪三尺組初代・二代の墓碑は宗家の墓碑郡より下手(山門に近い方)にある。昭和二十七年・同四十四年の建立。