五輪塔の梵字と方位との関係

[神仏]五輪塔梵字と方位との関係

 ウェブサイト上に次のような質疑応答が載っていたので、メモしておく。
【質問】下記の記述は正しいか?

1・四方に梵字を入れる場合は東西南北に決まった言葉をいれて四方からお参りできるようし、東から順にお参りする。
2・正面一面だけ入れる場合は(南向きの場合でも)東の言葉を入れる。
3・正面に来るべき梵字が右側(東側)にあるのは直したほうがいい。

【回答】
A・五輪塔の東西南北にそれぞれ入れる梵字は実際の方位と一体となって意味を持つものである。
B・仏像や仏塔は「四方正面」といって、東西南北はあっても全ての面が「正面」と考える。
C・方位は間違っていないのに「正面に来るべきものが右側にある」という言い方はおかしい。従って直す必要はない。

※上記の回答者は「曹洞宗の僧侶です」とある。
「四方正面」という原則はよく分かったが、ただ、2の質問「正面(=参道に面した側の意)一面だけに梵字を刻む場合は・・・」に対する回答がなされていない点は少し残念だ。
           (北)
            涅
            槃
            門
   (西)菩提門 □ 発心門(東)
            修
            行
            門
           (南)