「位高」と書いて「やごと」さん

 今日午前中、大阪市史編纂所のM氏に面会に行った。
 目下作業を進めて頂いている『大阪市史史料第**輯』の件で、追加してほしい史料の存在を思い出したので、それを見て貰うために出向いた次第である。話を終えてから、私が受け持つことになりそうな仕事の参考資料として、『市史史料第65輯』『大阪の歴史57』を頂いて帰ることになった。

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 午後、別のある場所で偶然、うれしい人と久しぶりに出会った。以前生野区の職場にお勤めではあったが、特に親しくして貰っていたという訳ではない。ただ、非常に感じのよい人である上に、苗字が特別変わっていたので印象が深かったのである。とは言っても、ややこしい名前なので正確には覚えていなくて、「位」という一字だけが記憶に残っていた。
 それで今日改めて聞き直し、記憶が少し甦った。当時、確か信州(だったか?)のご出身と聞いたので、地名辞典か何かで調べたところ、やんごとない(=止事無い=きわめて尊い)位の高い人―という意味で「位高」と書いて「やごと」と読む、というような事だった。しかし、それ以上詳しいことは忘れてしまった。
 記憶力の弱いのは困ったものである。