サムハラ(続き)
桂米之助(故人)著『落語漫歩 大阪ふらり』(夏の書房、1983)に、こんな一文があった。以下はその抜粋。
サムハラ神
(大阪城内に)移転前の豊国神社には、境内の西側にサムハラ神社という小さな社が祀られていたが今は無い。どうなったのだろう。
江戸期の随筆本にこの神さんの霊験が記されている。落馬した侍に、かすり傷ひとつ無かったので、不思議に思った人が調べてみるとサムハラ神の護符を肌に付けていたという。その他に二つ三つ効験が紹介されている。
広辞苑の第一版には「災難除けの符字。三跋羅(さんばら)」と説明した”サムハラ”の項が載っている・・・・・。
(平斎注―周知の通り、豊国神社は以前府立中之島図書館の西側にあった。サムハラ神社の方も豊国神社の遷座に伴い、新規に社地を購入して移転した。現在地=大阪市西区立売堀2-5-26)
サムハラについては、いずれ詳しく書く。
今日はこの記事の紹介だけで・・・。