2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

十臂宇賀神曼荼羅

[神仏]十臂宇賀神曼荼羅 蛇頭人身(じゃずにんじん)三面十臂の怪尊。 火天女・水天女(風天女とも)の両掌の上に立ち、左右に吉祥・訶梨帝のニ飛天が白飯(びゃくぼん)を捧げ、上と下に黒または白の三蛇神、周りに十六人の童子(=左右に各八人づつの童子…

大日密身和合仏

[神仏]大日密身和合仏 『立河聖教目録』(たちかわしょうぎょうもくろく)に「大日密身経」「三角宝塔大日密身和合潅頂(かんじょう)本経」なる経典名が記されている。 その経典に説かれているであろうと推測される、極め付きの奇仏の画像(村井市郎氏所蔵…

三面六臂辰狐王曼荼羅

[神仏]三面六臂辰狐王曼荼羅 聖天・弁天・だ天 三面六臂双翼の合体尊(=辰狐王菩薩)が、八葉蓮華を光背とし、雲上の白狐に跨って天空を翔る。三面の、 ・中面・・・象頭の歓喜天(聖天)・・・白色 ・左面・・・辨財天・・・・・・・・・・・・・・・白色 …

日韓合邦記念の絵はがき

[猪飼野]日韓合邦記念の絵はがき【猪飼野公民館所蔵】 写真下方の文字 韓美人ひう THE COREAN BEAUTY 朝鮮の美人 ※ひうは絵はがきの品番記号らしい。

五輪塔の梵字と方位との関係

[神仏]五輪塔の梵字と方位との関係 ウェブサイト上に次のような質疑応答が載っていたので、メモしておく。 【質問】下記の記述は正しいか?1・四方に梵字を入れる場合は東西南北に決まった言葉をいれて四方からお参りできるようし、東から順にお参りする。 …

『ホキ内伝』の概要

[神仏]『ホキ内伝』の概要『国史文献解説 続』(昭和40年・朝倉書店)P161より抜粋 五巻。『ホキ内伝金烏玉兎集宣明暦経』とも。 内題には『三国相伝陰陽輨轄ホキ内伝金烏玉兎集』 尾題には『三国相伝宣明暦註』とある。 作者については内題についで「天文司…

牛頭山・牛頭天王についての疑問(続々)

[神仏]牛頭山・牛頭天王についての疑問(続々)【A】『望月仏教大辞典』などで「牛頭山」の項を引くと、1.は于闐(ウテン)国=旧・新疆省和闐(新疆ウイグル自治区和田)=ホータンにある山。梵名gośīrşa(ゴーシールシャ)またはgośringa(瞿室食+夌伽…

天刑星に喰われる牛頭天王

[神仏]天刑星に喰われる牛頭天王 奈良国立博物館所蔵の『辟邪絵』には、疫神の部類である牛頭天王を鷲掴みにして喰い殺す天刑星(てんぎょうしょう、てんけいせい)の凄まじい姿が描かれている。 しかしその牛頭天王がのちに、辟邪神たる天刑星と習合し、疫…

牛頭山・牛頭天王についての疑問(続き)

[神仏]牛頭山・牛頭天王についての疑問(続き)「祇園祭 郭巨山公式ホームページ」>お祭りの概要>3.牛頭天王(ごずてんのう) の解説文は大体よくできているようだ(と私は思う)。 「摩羅耶山という牛の頭に似た山から出る栴檀(せんだん)が熱病に効く…

牛頭山・牛頭天王についての疑問

[神仏]牛頭山・牛頭天王についての疑問 <2008-04-23 [神仏]牛頭馬頭の梵名は?>http://d.hatena.ne.jp/heisai/20080423 の続きである。 真弓常忠『祇園信仰』(朱鷺書房・2000年)にこのように書かれている(番号は便宜上私が付した)。 1.祇園の神であ…

摂津百済寺の心礎探索

[猪飼野]摂津百済寺の心礎探索◎百済の亡命氏族が難波に建立した百済寺の塔心礎の手がかりを求め探訪会◎ 古代朝鮮から渡来した百済王の子孫らが難波に移住し、氏寺とした摂津・百済寺。その有力候補地が天王寺区堂ヶ芝一帯に広がる古代寺院跡・堂ヶ芝廃寺だ。…

朱智神社(続き)

[雑記]朱智神社(続き) 写真:『朱智神社』(本殿修復事業記念誌・平成18年)より転載。京都・最近の話題とニュース 『京都新聞』(2006年1月3日)より転載。 ■竜・獅子400年前の姿に 京田辺・朱智神社 本殿を修復、公開 ■ 豪華絢爛、150年ぶり本殿彩色…

筒城宮跡と朱智神社探訪

[雑記]筒城宮跡と朱智神社探訪 「御寶*」の*の字は「前」。止(足)+舟、どちらも前に進むから「前」となったのか?。 こんな字ははじめて見た。 神主さんの屋敷の前にも「牛頭天王」の石灯籠。 ここで本殿彩色復原工事の記念誌を頂いた。こんな辺鄙な山奥に…

東京方面ツアー(続々)

[雑記]東京方面ツアー(続々) 三日目(雨)

東京方面ツアー(続)

[雑記]東京方面ツアー(続) 二日目 【寅さんハニワ】偶然のふしぎ 正倉院蔵の戸籍帳に「孔王部刀良(あなほべノとら)」なる男と「孔王部佐久良売(あなほべノさくらめ)」なる女の名が記載されていて驚いた。その上、帽子を被った「寅さんハニワ」が発掘さ…

東京方面ツアー

[雑記]東京方面ツアー 1日目