2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

庸平くん

平斎さんの息子の庸平くんが雑誌に載りました。

「高師直」と小泉さん。上坂・百地の論理

テレビ・新聞・週刊誌などで、この前の「女帝・女系天皇問題」、今回の富田メモを巡る「靖国問題」に対する小泉首相の言動を観察しているうちに、この人の物の考え方は【高師直(こうの・もろなお)】と同じだ、ということが段々とハッキリしてきた。(※「高…

特許から見た「二股ソケット」の問題

27日・28日のこのブログに、『松下幸之助 創業者物語』や幸之助さんの自伝のことを少し詳しく書いた。 実は、『松下幸之助 創業者物語』をご恵贈下さった福井庄司氏からはもう一冊別の冊子を頂いていた。 工業所有権教育用副読本 『特許から見た産業発達史』…

松下幸之助の自叙伝のバージョン

松下さんの自伝は、いろんな体裁で刊行されている上に、すごいロングセラーである。 その各バージョンを一応メモにしておきたい。(漏らした分は随時追加してゆく) ● (昭和10年4月号〜昭和19年2月号まで計68回)松下電器歩一会会誌に連載 ◑ S17.4.1 『自…

『松下幸之助 創業者物語』

この冊子(74㌻、1997.2、第1版第2刷)は、「松下電器産業株式会社 広報本部」編で「非売品」となっているから、何かの折に販売店もしくは顧客用に配布されたものであろう。(1996.11.27が初版) 表紙のデザイン・色・紙の質ともにたいへん好感が持てる冊子…

二股ソケットとセパラ・ボディー (続)

エジソン展図録にあるような「ヘヤーカーラー」を壁コンセントではなく、専用アダプター(セパラ・ボディー)を介して電灯用ソケットに接続する場合、電球は外すのだろうか?。 昼間ならそれもよいだろう。では夜はどうする?。暗闇のなかでカーラーを使うの…

二股ソケットとセパラ・ボディー

きのう書いたことの要点はこうである。 エジソンやアメリカの発明家が二股ソケットを考案しなかったとすれば、それはアメリカでは壁コンセントが一般家庭にまで急速に普及したために、天井から下がっている電灯用のソケットを二股にする必要がなかったからで…

発明王・エジソン展を見る

4月30日、京都文化博物館で開催中の「発明王・エジソン展―知られざる天才の秘密―」を見に行ったときのことを書く。 この展示会は、エジソンの生誕160年をひかえ、㈱バンダイのコレクション2.900点のなかの逸品200点の公開とのことである。パンフによれば、エ…

昨年5月以来のいろいろな事

去年の5月下旬以降、今年の5月までの約1年間は、ほんとに色々とややこしかった。 ここらで立ち止まって、一応メモにしておきたい。 ・2005.5下旬〜6/30 自宅改築(6/1=住居表示5-17-29→5-17-1に変更) ・2005.7/7 「寄合酒」第371号に”今川の歴史講演会”…

昭和天皇の叡慮 

6/25以来、しばらく靖国の問題から頭が離れていた。7/18のブログ「近事片々」で松平元宮司とはやっぱり縁が切れないなあと思っていたら、今日、そのコメント欄に神友(=勝手にこう呼ばせて貰っている)のB氏より、モノ凄いビッグニュースのお知らせを頂いた…

我が家の”皇太孫”

・ちょっと遡るが、2005.12.9 息子に息子が生まれる。 (写真は生後100日目、初宮詣。2006.3.19) ”世間の鬼 退治しちゃうぞ 桃太郎”

近 事 片 々

・(7/12) 韓国から来て、日韓両国の文化の違いに興味を持ち、いろいろと調べている姜信英さんが、先日こんな相談を持ってきた。 『血と骨』の小説や映画が読者・観客に訴えようとしているものは、一体何なのか?。一度、人を集めて現地フィールドワークと…

大野晋『日本人の神』のメモ

わずか200ページ足らずの薄っぺらい文庫本だが、読み応えのある本だ。 ・ 古い語源説に出てくるカガミ(鏡)、カシコミ(畏)、かみ(上)、太陽のヒから転じたというミは、すべてmiの音である。 (橋本進吉博士の「上代特殊仮名遣」の研究以来、神(kamï)…

浅草寺雷門と水戸黄門、金竜観音

浅草寺雷門の龍神の像について(7/7の当ブログhttp://d.hatena.ne.jp/heisai/20060707)の補足である。 下村満子著『松下幸之助「根源」を語る』の記載をちょっと紹介しておいたのだが、私の頭には「雷門には雷神・風神の像のはずなのに」という疑問があった…

「ヤブユム双身像」と「双身歓喜天」との区別

密教文化・印度文化に関する研究家(1950年大阪大学卒業)である【阿能仁(あのう・じん)】氏の書かれた『白浜美術館ラマ教インド教像展の概説』の内容をちょっとメモしておきたい。その目次は次の通りである。1.密教の興起 2.タントラ仏教(後期インド…

弁天さんに関するメモ

先年、私は高野山へ行ったついでに、山内にある吉田書院を訪ねて、弁天さんの経本を購入した。(発売は同書院だが版元は不明。仮にY本と記す) 『仏説辨財天経』という。 このお経の名は、総称であって、実はいくつもの小経典に分かれている。① 仏説最勝護…

四天王寺極楽門壁画の十大弟子と幸之助さん

四天王寺の近くの「さくらや」という古本屋さんで、面白い本を見つけて思わず買ってしまった。『四天王寺極楽門漆絵壁画』(昭和41年6月 総本山四天王寺発行)という大版の図録である。 中の図版は「釈迦如来説法十大弟子」「武庫山越の阿弥陀如来」の2種で…

松下幸之助さんの宗教観の一端

松下さんには、加藤大観というふしぎな坊さんがついていて、会社の守護神については、大体この人の意見に従ったようだ。 しかし松下さんは、特定の宗教・特定の神仏に帰依していたというわけでもなく、従って、もちろん加藤大観一辺倒というわけでは全くない…

「白龍大明神」の続き

昨日書いたように松下電器の守護神の中心は「白龍大明神」である。この白龍が早い時期から松下に祀られていたために、昭和8年の事業部制開始に伴って、他の四色の龍神祭祀の構想が生まれたのに違いない。 そうだとすれば、最初に祀られた龍神が白龍であった…

松下電器の守護神、白龍大明神のこと

今日の日記は松下本社ならびに松下グループ企業の守護神についてのメモである。 (古倉弥太郎氏や中山観好師の論考*当ブログ7/2を参照*を基礎にしている) ※ この守護神のことや現・祀祭者 中山観好師のことは、『松下の中村改革』(2004、日経 刊)P237「4…

松下電器の守護神の一つ、下天龍王のこと

<今回のこのテーマに関しては、基本的な部分を、古倉弥太郎氏著『松下電器の守護神を尋ねて』に依拠している。> あの世界的な大企業である「松下電器産業株式会社」の敷地の中に、面白い祠(ほこら)が鎮座している。 ”下天龍王社”という。 国道1号線に面…

「狛犬が好き」サイトの主人

先日、玉造稲荷神社さんへ「黒門の白瓜(越瓜)」の載っている資料を届けるために、ちょっと立ち寄った。 境内の北の端の方に、平成7年(1995)の阪神淡路大震災で倒壊した、秀頼公寄進と伝える大阪一古い(四天王寺西門の鳥居は別として。神社では最古)、…